オープンハウスは、おもに戸建て住宅の販売をしている会社です。首都圏を始め関西・中部にも拠点をもっています。「時代が変わっても価値が変わらないもの」をコンセプトに、家造りをおこなっています。
本記事では、「オープンハウスって評判はいい?どんな会社?」「オープンハウスで家を建てて大丈夫?」と気になる人に向けて、リアルな口コミや評判を紹介していきます。
また、オープンハウスで家を建てるメリット・デメリットや、同業他社との特徴の比較についても解説します。オープンハウスが自分に合う会社かを見極めるのに、ぜひお役立てください。
ハウスメーカーの選び方について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:ハウスメーカーの選び方とは?自分にピッタリ合う探し方を紹介
目次
オープンハウスのリアルな口コミ・評判を紹介
オープンハウスの利用経験があるユーザーからの口コミ・評判を紹介します。よい評判・いまいちな評判の両方を紹介するので、サービスの利用を検討するうえで、ぜひお役立てください。
以下はオープンハウスのアンケート概要と総評です。
調査概要 | オープンハウスを利用したことがある方に向けたアンケート |
調査方法 | Web調査 |
調査項目 | ・サービスに対する満足度 ・売買価格についての満足度 ・利用して良かった点 ・利用して改善してほしい点 ・担当者の対応品質 |
調査期間 | 2023年8月9日~2023年8月22日 |
回答数 | 17 |
オープンハウスのよい口コミ・評判
- 査定結果の速さには感動した
- 総合的に見て質の高い物件が多く提供されていた
- 駅近条件を考慮すると比較的安く購入ができる



みん評での良い口コミも紹介
写真が豊富でイメージしやすい
他のサイトよりも写真が豊富で、問い合わせをする前にじっくり検討できるのが良いと思いました。会員に限定して公開されている物件もあるので、広く検討したい場合は会員登録が必要です。セールス電話等があるのではないかと警戒して登録はしませんでしたが、希望する条件に沿った物件をリクエストすることもできるのはメリットだと感じます。立地が良い物件が多いのでこまめにチェックしたり、購入に当たっての知識コラムも豊富なので、物件検討中は毎日アクセスしていました。マンションよりも戸建てが多い印象なので、物件数が増えると選択肢が広がると思います。
情報収集に使えるサイトです
首都圏に2世帯の新築一戸建てを建てたいと考えていたときに、サイトを使いました。どのエリアにどんな土地や物件があるのかすぐに探すことができ、情報を集めるときに便利でした。会員登録すれば会員にしか公開されない情報も見られるようになるので、かなり得した気分になります。ただ首都圏でも東京都以外のエリアの物件は少なめで、東京都以外に家を探していたので残念でした。家を建てるときに役立つコラムも掲載されていて、とてもためになります。知識が何もないところからのスタートだったので、サイト内に掲載されている知識の数々には助けられました。
オープンハウスのイマイチな口コミ・評判
- 電話営業が多い
- 説明があまりわかりやすくなかった
- 仲介による売却時の査定と比べると少し低い



みん評でのイマイチな口コミも紹介
静かな住宅街をウロウロ
くそ高い狭小建売住宅の内覧を、近所の貧しい住民に声をかけまくって誘っています。
自分の名刺も渡さず親切心で内覧してあげたのに個人情報を書くことを促されるので
断ると何で?何か疑ってる?的な対応でした。社員なのかバイトなのかわからない。
今時ないと思う古い体質。
キャッチセールスにでも商売変えした方がよい。
対応が最悪
3ヶ月に一度、社員の移動があるらしいですが引き継ぎが全くされていない。
折り返しの電話をかけてこない。
他の人にお願いしてもその人も放置。
こんな人たちから家を買おうとは思わないです。
オープンハウスの口コミ・評判のまとめ
オープンハウスの評判を確認すると、「査定結果の速さには感動した」「総合的に見て質の高い物件が多く提供されていた」「駅近条件を考慮すると比較的安く購入ができる」といった、物件購入者や査定経験者からは高く評価されていました。
しかし、「電話営業が多い」「説明があまりわかりやすくなかった」という声も見受けられます。営業感が強い点や、知識のない利用者への説明が不足している点が低評価につながっているといえます。
オープンハウスの特徴
画像出典元:オープンハウス公式HP
- 東京23区内で家を建てたい人
- 低価格で家を建てたい人
- 家造りのサポートが欲しい人
オープンハウスは、土地の仕入れから企画・開発・施工まで一手に引き受けて、家の建設をおこなっている会社です。都心部の土地の仕入れに特に強く、狭い土地・変形地など、他社では仕入れない土地を上手に活用して、家を建てています。
無駄をなくしシンプルな設計をおこない、安全性や耐久性に配慮したリーズナブルな注文住宅を提供することを得意としています。資金力が豊富でなくとも安心して家造りができるよう、資金計画の相談にも乗っています。
サービス名 | オープンハウス |
2022年度年間棟数 | 8,783棟 |
対応エリア | 首都圏・愛知・大阪・兵庫・福岡 |
保証内容 | 瑕疵保証10年 |
建築工法 | 木造軸組在来工法 |
オープンハウスの運営会社
商号 | 株式会社オープンハウス |
本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷一丁目13番9号 |
創業日 | 2021年4月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 鎌田和彦 |
資本金 | 1億円 |
オープンハウスの5つのメリット
オープンハウスで家を建てるメリットはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、以下の5つのメリットを見ていきましょう。
メリット①低価格で家が建てられる
オープンハウスで注文住宅を購入する場合、土地代抜きでの坪単価は35万円から65万円です。オープンハウスで30坪の家を建てた場合は1,050~1,950万円、40坪の家を建てた場合は1,400~2,400万円となる計算です。
オープンハウスでは、土地の仕入れから施工まで一貫して請け負うことで、低価格での住宅の提供が可能となっています。また、オープンハウスは他社では手が出しにくいような、変形地・狭小地なども仕入れ、土地を上手に活かした設計をした家造りが得意です。土地代を合わせても低価格で住宅を建てられるのが大きなメリットといえるでしょう。
メリット②都市部の土地の仕入れに強みがある
オープンハウスでは、グループ企業内で連携をとって土地を仕入れる体制を整えています。エリア内をくまなく回ることで、土地の仕入れに力をいれています。
東京23区を始めとして首都圏の土地を多く取得しているため、都心部に家を建てたい人におすすめのハウスメーカーといえるでしょう。
メリット③地盤保証がついている
家を建てる前には、地盤を調査し建てる家の重さに耐えられるかを調査します。調査の結果に応じた地盤改良工事をおこない、地盤の強度を確認しながら工事がおこなわれます。地盤が弱いと建物が沈下したり家が傾いたりする可能性がありますが、万が一の場合に備えて、オープンハウスでは20年の地盤保証をつけています。保証金額は最高5,000万円です。
オープンハウスのグループ会社である、オープンハウス・ディベロップメントが、土地の販売から施工までおこなう場合は、地盤調査・改良費は建築費用に含まれています。
メリット④耐久性がある
オープンハウスでは、地震や台風など災害にも耐えられるように、耐久性のある家造りに力を入れています。建物が傾いたり沈下したりしにくいような工法で家を建てています。
また、壁面全体で台風による風や地震でも耐えられるように、面材耐力壁を使って地震と台風どちらにも強い家造りをしているのがオープンハウスの特徴です。
メリット⑤資金計画の相談に乗ってくれる
何十年も住み続ける家の購入代金は高額なため、30年程度の住宅ローンを組み返済していくことが多いでしょう。住宅購入代金だけではなく、生活費や子供の養育費さらには老後に使う費用まで含めて、資金計画を建てていく必要があります。
十分な資金がない若い世代でも家造りができるように、オープンハウスでは資金計画の相談に乗っています。渋谷営業センターでは、週末住宅ローン相談会を開催中です。ファイナンシャルプランナーによる個別無料相談会もおこなっているため、資金計画に不安がある人は参加を検討してみましょう。
また、オープンハウスの公式サイトでは、オープンハウスで家を建てた人のお金にまつわるデータを公開中です。世帯年収別で分けて記載してありますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:住宅ローンはどこに相談すべき?相談窓口の種類と相談する際の注意点
オープンハウスの3つのデメリット
オープンハウスのデメリットは以下の3点です。
デメリット①アフターサービスや保証が弱い
他のハウスメーカーや工務店で家を建てた場合、アフターサービスや保証は60年短くても30年というところが多いです。しかし、オープンハウスのアフターサービスや保証は、引き渡しより10年と短いのがデメリットです。定期点検が2回のみで3回目からは有償になっています。
家を建ててから数十年と住み続ける家なので、しっかりとしたサポートが欲しい場合は、デメリットに感じられるでしょう。他のハウスメーカーも検討してみてください。
デメリット②ZEH住宅の普及率が0%
経済産業省ではZEHという、太陽光発電の導入や外皮の高断熱による、家庭内で生み出すエネルギーが消費するエネルギーを上回る住宅の普及を推進しています。オープンハウスでの普及率は0%です。
ZEH住宅に認定されることで、補助金が交付され住宅購入費の節約になります。ZEH住宅を検討している場合は、他のハウスメーカーで建てることも検討してみるとよいでしょう。
デメリット③オプション料金が高額になる傾向
オープンハウスの家はコストを抑えるために、設備や内装外装はミドルグレードが標準になっています。コストをかけたくない、設備にこだわりがない人はミドルグレードで問題ないでしょう。
しかし、グレードの高い設備を導入したい場合は、オプション料金がかかります。設備にこだわってグレードアップしていくことで、当初の予算よりもオーバーになってになってしまうかもしれません。何を優先するか、購入金額の上限はいくらなのかをきちんと決めておかないと、後悔の残る家造りとなってしまうでしょう。
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オープンハウスで家を建てる流れ
次にオープンハウスで土地探しから家を建てるまでの流れは以下のとおりです。
関連記事:注文住宅を建てる流れと期間を徹底解説!費用や注意点も紹介
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①オープンハウスに相談
まずはオープンハウスの店舗を訪れ、家造りの相談をおこないましょう。相談前には、家造りに関する情報集め、どのような家を建てたいのか希望をまとめておくとスムーズに相談ができます。
立地に関する希望や住まいのイメージを考え、具体的なイメージにしておくことは大切です。オープンハウスが相談者の想いを整理し、理想の家造りができるようサポートしてくれます。
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②土地探しとプランの計画
住みたいエリアはどこか、イメージ通りの家ができる土地はどのような土地かなど、担当者と話しながら土地探しを進めていきます。ゼロから探しこともできますが、オープンハウスが所有している土地のなかから選ぶことも可能です。
所有している土地ではなく新たに土地を探した場合、気に入った土地が見つかれば周辺環境を調査し、希望通りの家が建築できるか調査します。担当設計士と間取りや仕様の打ち合わせをおこない、プランを決めて内装や外装についても検討していきましょう。
③住宅の着工
作成してもらったプランや算出された見積りに納得ができたら、工事請負契約を結びます。契約の前に疑問や不安なことがあれば、質問をしきちんと解消しておきましょう。
契約締結後に住宅の建築が始まります。着工から竣工までの間に立ち会いをして中間検査をおこないます。立ち合いには、構造に関する部分の立ち会い、完成後の立ち会い(最終の仕上がりができているかの確認)があります。
検査のあと問題がなければ、家の代金の決済を金融機関などでおこない、保証書や鍵を受け取り引き渡しは完了です。
オープンハウスに関するよくある質問
最後にオープンハウスに関する質問のなかで、特によくある質問を解説します。
オープンハウスと同程度のハウスメーカーは?
オープンハウスは、木造でローコスト帯のハウスメーカーです。タマホーム・レオハウス・アイダ設計・ヤマダホームズが、同程度のハウスメーカーとしてあげられるでしょう。
建物自体の価格帯は、ここであげたハウスメーカーと同じ程度の価格ですが、リーズナブルな価格で提供するために、オープンハウスは土地代も安く提供できるよう努めています。そのため、土地代まで含めるとオープンハウスで家を建てたほうがよりお得に購入できる可能性があります。
オープンハウスの対応エリアは?
オープンハウスの対応エリアは首都圏・北関東・愛知・大阪・兵庫・福岡です。各エリアごとの店舗数を以下の表にまとめました。
対応エリア | 店舗数 |
首都圏 | ・東京都(25) ・神奈川県(14) ・埼玉県(6) ・千葉県(4) |
北関東 | ・群馬県(1) |
愛知 | ・愛知県(9) |
大阪 | ・大阪府(4) |
兵庫 | ・兵庫県(2) |
福岡 | ・福岡県(5) |
オープンハウスの店舗の多くは東京都内にあります。他府県の場合は都市部のみに店舗を構えています。
オープンハウスをおすすめする人はどのような人?
オープンハウスは首都圏の都市部に多く店舗を有していて、立地のよい土地の仕入れに強みがあるのが特徴です。そのため首都圏の都市部で家を建てたい人がおすすめです。
他社では商品化が難しいような狭小地や変形地を安く仕入れているため、ローコストで家を建てたい人にもおすすめします。
オープンハウスでは、無料でお金に関する相談会を開催しています。ファイナンシャルプランナーが資金計画を含め、今後のライフスタイル全般の相談にも乗ってくれるため、資金計画に不安があり相談したい人にもおすすめです。
オープンハウスの展示場はどこにある?
オープンハウスのグループ会社のオープンハウス・アーキテクトでは、東京・神奈川・埼玉・千葉に展示場を構えています。
新築一戸建ての購入を考えている人向けに、サンプルを豊富に取り揃えたショールームが渋谷にあります。Webでの内覧もおこなっているため、遠方に住んでいる人も展示場の様子を見ることが可能です。
まとめ
オープンハウスは都心部の土地をくまなく回り、家が建てるのが難しいような形や広さの土地も仕入れています。仕入れた土地を上手に活用した設計をおこなっているため、都心の好立地の家を比較的手頃な価格で提供することが可能となっています。
一方、標準設備がミドルグレードのため、ハイグレードな設備を取り入れたい人は予算を超えてしまう可能性があります。また、他のハウスメーカーは引き渡しより30年の保証がついている場合が多いですが、オープンハウスは10年の保証しかありません。
ここまで解説してきたメリット・デメリットを比較し特徴も含めて、オープンハウスが自分に合いそうな場合は、オープンハウスの戸建住宅購入を検討してみてください。