住友不動産販売は、全国展開している大手の不動産会社です。しかし、大手だからといって無条件で信頼できるとは限りません。きちんと口コミや評判を調べてから利用しないと、依頼後に後悔をするかもしれません。
そこで本記事では、住友不動産販売の利用者への独自アンケートから、リアルな口コミ・評判を紹介します。基本的な特徴やメリット・デメリットも解説するので、ぜひ参考にして住友不動産販売を利用するか検討してください。
不動産仲介会社の売買実績ランキングTOP3
仲介の依頼先は実績重視で選びたい人向けに、不動産流通推進センターより発表された、売買実績の多い不動産仲介会社を3社紹介します。
関連記事:【2025年】不動産仲介の売買実績ランキングTOP11!信頼できる大手不動産会社の特徴を徹底比較
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名前 | Tさん |
物件種別 | 一軒家 | |
物件エリア | 神奈川県 | |
売却時期 | 2022年12月 |
※当メディアでは、ユーザーの生の声をお届けするために、商品・サービスの利用者に直接取材を行っています。
編集部
目次
住友不動産販売のリアルな口コミ・評判を紹介
住友不動産販売の利用経験があるユーザーからの口コミ・評判を紹介します。よい評判・悪い評判の両方を紹介するので、サービスの利用を検討するうえで、ぜひお役立てください。
以下は住友不動産販売のアンケート概要と総評です。
調査概要 | 住友不動産販売を利用したことがある方に向けたアンケート |
調査方法 | Web調査 |
調査項目 | ・サービスに対する満足度 ・売買価格についての満足度 ・利用して良かった点 ・利用して改善してほしい点 ・担当者の対応品質 |
調査期間 | 2022年8月11日~2022年8月24日 |
回答数 | 31 |
住友不動産販売のよい口コミ・評判
- 取引数など実績もあり信頼ができる
- 不安な事があっても丁寧に受け答えしてくれる
- 担当者の知識が豊富



住友不動産販売の悪い口コミ・評判
- 交渉の余地がなかった
- 料金が高い物件が多い
- 現状報告も少し少ないように感じた



住友不動産販売の口コミ・評判のまとめ
住友不動産販売の評判を確認すると、「取引数など実績もあり信頼ができる」「不安な事があっても丁寧に受け答えしてくれる」「担当者の知識が豊富」といった、対応が完璧なだけでなく、どんな疑問にも答えてくれる点が高く評価されていました。
しかし、「交渉の余地がなかった」「料金が高い物件が多い」という声も見受けられます。大手だから安心感がありつつも、交渉ができかねることが低評価につながっているといえます。
住友不動産販売の特徴
画像出典元:住友不動産販売公式HP
- 資産価値の高いマンションを売却予定の人
- 手厚いサポートを受けたい人
- 最寄りにある店舗で仲介を依頼したい人
住友不動産販売は、資産価値の高いプレミアムマンションの営業センターを運営しています。マンションに特化した知識を持つ担当者が、ニーズを分析してスムーズにマッチングをしてくれます。
通常の売却でも、営業体制はマンツーマンです。問い合せから引渡し後のアフターフォローまで担当者は変わりません。長い付き合いになり気軽に相談しやすく、住友不動産販売の自社調べでは利用者の93.6%が満足しています。
営業センターは全国に展開されており、2023年9月1日時点で249店舗です。最寄りでも見つかる可能性が高いため、気になることは気軽に担当者に相談してみましょう。
サービス名 | すみふの仲介 ステップ |
2023年取扱高 | 1兆3,961億円 |
2023年取扱件数 | 3万4,906件 |
店舗数 | 249店舗 |
対応エリア | 北海道、宮城、東京、埼玉、神奈川、 千葉、大阪、京都、兵庫、滋賀、 奈良、愛知、岡山、広島、福岡 |
対応物件 | マンション、戸建て、土地、 事業用・投資用不動産 |
“参考:不動産流通推進センター「2023不動産業統計集」”
住友不動産販売の運営会社
社名 | 住友不動産株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル |
設立年月日 | 1949年12月1日 |
資本金 | 1228億500万円 |
従業員数 | 1万2,9575人 |
住友不動産株式会社は、400年の歴史がある住友グループの中核企業です。売買だけでなく、賃貸やリフォーム・注文住宅など幅広く事業を展開しています。新築購入から将来売却する時まで、すべて住友不動産にお世話になる人もいるでしょう。
起業している人であれば、オフィスビル探しや商業施設への出店、資産活用、イベントホール探しなどでも利用可能です。不動産に関することで悩みがあれば、多くのことは解決できるでしょう。
住友不動産販売の4つのメリット
住友不動産販売を利用して不動産を売却するメリットは、次の4つです。
- 全国各地に店舗がある
- 宣伝力が高い
- 営業体制がマンツーマンで安心
- ステップオークションによる早期売却が可能
メリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。
メリット①全国各地に店舗がある
住友不動産販売は、2023年8月1日時点で全国に直営店が234店舗あります。地方に売却したい不動産がある人でも、最寄りで依頼先が見つけられる可能性が高いです。すべて直営店のため、地方の店舗でも都心のものと同等のサービスを受けられるのもメリットかつ強みといえるでしょう。
また、全国に店舗があることは買い主捜しでも力を発揮します。自社の全国ネットワークを利用して、遠方の人が移住目的などで不動産を探している時、売りだした物件を紹介してくれるかもしれません。
最寄りの店舗を知りたいならば、公式サイトのTOPで「営業センターを探す」をクリックしましょう。全国地図から該当地域を選ぶと、営業センターのフリーダイヤルや営業時間、定休日などが調べられます。
メリット②宣伝力が高い
住友不動産販売の宣伝力は高く、売却を依頼すると次の媒体で広告を出してくれます。
- 自社サービス「すみふの仲介 ステップ」やSNS
- 大手不動産ポータルサイト
- 新聞の折込みなど
公式サイトの訪問者は、月間の平均で300万人以上です。全国の直営店での営業やブランドの力も合わさり、早期の売却に期待が持てます。売却のため広く宣伝をしてもらっても、基本的に追加料金は発生しません。宣伝力の高さは、大手ならではのメリットかつ強みといえるでしょう。
メリット③営業体制がマンツーマンで安心
住友不動産の営業体制はマンツーマンで、問い合せからアフターフォローまで担当者は変わりません。担当が変わることによる、伝達ミスや方針の違いが発生するリスクは下がり、ストレスなく取引ができるでしょう。
また、マンツーマンであれば数ヵ月かかる売却活動の中で、親密度が増します。気軽に相談できるようになると、当初は遠慮をしていた小さな不満を解消しやすくなります。
不動産は人生で売買するものなかで、トップクラスで高額なものです。些細なことで、最終的な利益に10万円単位の差が付くことは珍しくありません。後悔しないように、希望は漏れなく伝えてください。
メリット④ステップオークションによる早期売却が可能
ステップオークションとは、住友不動産販売による買取業者の一括紹介サービスです。通常の売却と違い、買い主は不動産会社で、提示された金額で問題なければ、短期間での引渡しが可能です。
提示される金額は入札形式で決まります。仲介では値下げをしても買い主が見つからなかった物件でも、想定以上の価格になるかもしれません。売却時に買い主が融資を受けられず、取引をキャンセルされるリスクもないため安心です。
各社への依頼や問い合せの対応は、住友不動産販売がワンストップでおこないます。
関連記事:【2024年最新】不動産買取業者ランキングTOP10!特徴や選び方まで徹底解説
住友不動産販売の3つのデメリット
メリットの多い住友不動産販売ですが、次の3つのデメリットがあります。
- 仲介手数料の値引きは難しい
- 農地や山林売却には適さない
- 対応エリアが限られている
詳細を解説するので、納得してから依頼するか検討しましょう。
デメリット①仲介手数料の値引きは難しい
住友不動産販売では、顧客対応がマニュアル化されているため、仲介手数料の値引き交渉に応じてくれる可能性は低いです。法律上の上限で請求されると、3,000万円での売却で105万6,000円必要になる計算です。
値引き交渉は可能性が低いだけで、ゼロではありません。初めから諦めず、交渉はしたほうがよいでしょう。
また、売却する不動産が注文住宅や分譲マンション、管理などで住友不動産グループに関連していると、仲介手数料を10%割引してくれます。対象となるのか確認をしておきましょう。
デメリット②農地や山林売却には適さない
さまざまな物件の売却に対応している住友不動産販売ですが、得手不得手はあります。土地の中でも、農地や山林は取り扱いをしていない店舗があります。農地や山林を売却予定の場合は、一度査定依頼を出してみるか最寄りの店舗で相談をしてみましょう。
もし取り扱いをしていても実績が少なければ、査定額の妥当性は下がり、買い主が見つかるまで時間がかかるかもしれません。他の不動産会社の利用も検討してください。
農地であれば宅地に転用すると、どの店舗でも取り扱いをしてくれます。手続きには1~3ヵ月かかるため、売却を急いでいないならば、転用して住友不動産販売に依頼するのもありです。
デメリット③対応エリアが限られている
直営店が234店舗もあっても、対応エリアは次のところに限られます。
- 北海道、宮城
- 東京、埼玉、神奈川、千葉
- 大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良
- 愛知、岡山、広島
- 福岡
2023年8月時点で、主要都市以外の住友不動産販売の店舗は多くありません。すみふの仲介ステップからの査定依頼も出せないため、他の不動産会社を利用してください。
対応エリアが今後拡大する可能性はあります。将来また売却する機会が訪れた際は、依頼できないか確認してみましょう。
関連記事:不動産売却するならどこがいい?大手と中小の違いや不動産会社のおすすめの選び方を解説
関連記事:不動産会社の上手な断り方を紹介!例文やNGな断り方を解説
不動産会社選びで迷ったら不動産一括査定サイトを利用
デメリットを知ったうえで、不動産仲介会社選びで迷う場合は不動産一括査定サイトの利用もおすすめです。対応してくれる不動産会社を自動的にピックアップしてくれ、査定額から比較もできます。
また、不動産一括査定サイトの中でも、すまいValueを利用すると、住友不動産販売を含めた、三井のリハウス、東急リバブルなどの大手不動産会社6社に査定依頼することも可能です。
本サイトでは、顧客満足度の高いおすすめの不動産一括査定サイトを知るために、利用者へのアンケートを実施しました。「2023年最新|おすすめ不動産一括査定サイト」ランキングTOP3は以下のとおりです。
調査概要 | 不動産一括査定サイトの満足度に関するアンケート |
調査方法 | web調査 |
調査項目 | 利用経験のある不動産一括査定サイトの以下項目を調査 ・サイトの使いやすさについての満足度 ・対応可能な不動産会社がスムーズに見つかったかについての満足度 ・査定結果の納得度についての満足度 ・不動産会社の対応・担当者の質についての満足度 ・親族や友人にも勧めたいかどうかについての満足度 |
調査期間 | 2022年7月~2022年8月 |
回答数 | 308 |
利用した不動産一括査定サイトを尋ねたところ以下のような結果となりました。SUUMO売却査定が最も多い39回答となっています。
各不動産一括査定サイトの満足度と回答数を集計して、ランキングTOP3を選定しています。
その他のおすすめ不動産一括査定サイトや選び方を知りたい人は、次の記事も参考にしましょう。
関連記事:不動産一括査定サイトおすすめランキング16選を比較【2024年】売却の体験談を掲載!人気サイトの評判や選び方も
住友不動産販売と他サービスの違いを比較
不動産会社について、住友不動産販売しか知らないと、本当に良いところなのかを判断は難しいです。そこで、大手である三井のリハウス、東急リバブルと比較しました。
サービス名 | 住友不動産販売 (すみふの仲介ステップ) |
三井のリハウス | 東急リバブル |
2022年度取扱高 | 1兆3,961億円 | 1兆9,184億円 | 1兆8,213億円 |
2022年度取扱件数 | 3万4,906件 | 3万9,106件 | 2万9,577件 |
店舗数 | 249店舗 | 291店舗 | 219店舗 (※2024年2月時点) |
対応エリア | 北海道、宮城、東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、愛知、岡山、広島、福岡 | 北海道・宮城・首都圏・関西・中部・広島・岡山・福岡・熊本 | 札幌、仙台、東京、神奈川、埼玉、千葉、名古屋、大阪、兵庫、京都、福岡 海外(台湾、シンガポール、ロサンゼルス、ダラス) |
取扱物件 | マンション、戸建て、土地、 事業用・投資用不動産 |
マンション、戸建て、 土地、投資用不動産 |
マンション、戸建て、オフィス、店舗 |
公式サイト |
住友不動産販売は、東急リバブルのように海外まで展開していませんが、日本に限ると大差はありません。主要な大都市であれば、問題なく売却を依頼できます。
3社の中で1件あたりの単価を比較すると、東急リバブルが最も高く、住友不動産販売は3番手です。他より売却価格が安くなる可能性はありますが、メリットで紹介したようにサポートは充実しています。
三井のリハウスや東急リバブルについて、口コミ・評判や特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
関連記事:三井のリハウスの不動産売却の口コミ・評判は?特徴やメリット・デメリットを紹介
関連記事:東急リバブルの評判を徹底調査!実際の口コミやメリット・デメリットを紹介
住友不動産販売で媒介契約をする流れ
住友不動産販売と媒介契約を結ぶまでの流れは、次の3ステップです。
- 売却の問い合わせ
- 不動産査定を受ける
- 媒介契約を結ぶ
各ステップで具体的に何をするのか、詳しく解説してきます。
引渡しまでの流れも知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
関連記事:不動産売却の流れとは?必要書類や契約方法など7つのステップで解説
①売却の問い合わせ
不動産売却は、基本的に売買契約が成立するまで無料で利用できます。まだ売却をするか決まっていなくても相談は可能です。
問い合せ方法はメールと電話の2通りです。住友不動産販売のお客様相談室のフリーダイヤルと受付時間は次のようになっています。
フリーダイヤル:0120-994-772
受付時間:9:00~17:50(土日祝日は除く)
各店舗への問い合せ先は、公式サイトの「営業センターを探す」を利用してください。フリーダイヤルや受付時間は異なるので、確認してから問い合せをしましょう。
②不動産査定を受ける
不動産査定は、すみふの仲介ステップからいつでも依頼可能です。物件の種別や立地、間取り、築年数などを入力します。電話にも対応しており、こちらは問い合せと違って受付は24時間年中無休です。
査定額だけをすぐに知りたいならば、AIが自動で算出してくれるステップAI査定という選択肢もあります。電話番号の入力は不要で、最短60秒で査定が可能です。
不動産の査定方法について詳しく知りたい人は、次の記事が参考になります。
関連記事:不動産見積もりとは?無料と有料の違いや依頼する方法を解説
③媒介契約を結ぶ
他社の査定額やサービス内容なども比較して、住友不動産販売で問題なければ媒介契約を結びます。媒介契約は仲介の正式な依頼で、このときに仲介手数料をいくらにするのかも決まります。
媒介契約には次の3種類があるので、自身に都合のよいものを選びましょう。
一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 | |
同時に媒介契約できる不動産会社数 | 制限なし | 1社 | 1社 |
自身で見つけた買い主との直接取引 | 可 | 可 | 不可 |
売却活動の報告頻度・義務 | 義務なし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
レインズへの登録義務 | なし | あり | あり |
おすすめの人 | 不動産会社を比較したい人 | どれにするか迷っている人 | 買い主を探す予定がない人 |
レインズとは、全国の不動産会社専用のポータルサイトです。登録されていると、他の不動産会社からの問い合せが増え、早期に売却できる可能性が高まります。
関連記事:不動産売却の必要書類は?タイミングごとに揃えるべき書類や取得方法を解説
関連記事:レインズは個人で閲覧はできる?利用できるケースとレインズの概要
住友不動産販売に関するよくある質問
最後に、住友不動産販売を利用する際によくある次の質問について解説します。
- 住友不動産販売はどのような人におすすめ?
- どのようなサービス・保証がある?
住友不動産販売はどのような人におすすめ?
上記の特徴でも紹介したように、住友不動産販売は次の人におすすめです。
- プレミアムマンションを売却予定の人
- 手厚いサポートを受けたい人
- 最寄りにある店舗で仲介を依頼したい人
店舗は全国の大都市にあり直営店となっています。サービスの質は期待でき、2022年の不動産仲介取引実績は業界で3位です。全国ネットワークを活用して、早期売却を目指せるでしょう。
どのようなサービス・保証がある?
住友不動産販売での売却で、利用できるサービス・保証は次の18種類です。
- 建物補修
- 設備補修
- 戸建クリーン
- マンションおそうじ
- 空地草刈り
- 壁床ポイントリペア
- バーチャルステージング
- ホームステージング
- ルームアレンジメント
- プロカメラマン撮影
- 住まいの健康度チェック
- 宅地測量
- 土地調査
- 建物調査
- 空家巡回
- 買替購入立替
- 相続診断
- 相続税立替
利用するには、査定額や築年数、媒介契約の種類などで個別に条件があります。利用してみたいサービス・保証がある人は、一度査定を受けてから条件をチェックしてみましょう。
【一軒家売却経験者にインタビュー】実態について聞いてみた
査定、売却をしようと思ったきっかけは何ですか?







査定依頼では、机上査定と訪問査定のどちらを選ばれましたか?





査定価格に対する納得度はいかがでしたか?







住友不動産販売を利用してみて、 良かった点・悪かった点をそれぞれ教えてください。

まとめ
住友不動産販売は、利用者の満足度が高く直営の営業センターが234店舗もある不動産会社です。資産価値の高いマンションの売買に特化した店舗もあり、高額での売却が期待できるでしょう。
提供されている売却向けのサービス・保証は18種類あり、ステップオークションを利用すると早期売却が可能です。仲介手数料の値引きが難しかったり、対応エリアが大都市に限られていたりと、デメリットもありますが競合大手と比較しても魅力はあります。
紹介してきた口コミ・評判や特徴、メリット・デメリットを参考にしても迷ってしまうならば、不動産一括査定サイトを利用しましょう。手間をかけずに複数社へ査定依頼を出せるため、自分に合う不動産会社を見つけやすくなるでしょう。
関連記事:不動産一括査定サイトおすすめランキング16選を比較【2025年】売却の体験談を掲載!人気サイトの評判や選び方も