東宝ハウスは、関東エリアを中心に店舗を持ち、不動産の売却サービスやサポートが充実している会社です。創業1976年より安定した運営をおこなっています。
しかし、いざ不動産売却を東宝ハウスに依頼しようとしても、「東宝ハウスって信頼できる不動産会社?」「評判や口コミはどうなの?」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、東宝ハウスを実際に利用した人のリアルな口コミ・評判を紹介します。サービスの特徴やメリトデメリットなど、自分に合ったサービスであるか判断できるような情報も解説します。最後まで記事を読み、ぜひ東宝ハウスを利用するか検討してみてください。
不動産仲介会社の売買実績ランキングTOP3
仲介の依頼先は実績重視で選びたい人向けに、不動産流通推進センターより発表された、売買実績の多い不動産仲介会社を3社紹介します。
関連記事:【2024年】不動産仲介の売買実績ランキングTOP12!信頼できる大手不動産会社の特徴を徹底比較
目次
東宝ハウスのリアルな口コミ・評判を紹介
東宝ハウスの利用経験があるユーザーからの口コミを紹介します。よい評判・いまいちな評判の両方を紹介するので、サービスの利用を検討するうえで、ぜひお役立てください。
以下は東宝ハウスのアンケート概要と総評です。
調査概要 | 東宝ハウスを利用したことがある方に向けたアンケート |
調査方法 | Web調査 |
調査項目 | ・サービスに対する満足度 ・売買価格についての満足度 ・利用して良かった点 ・利用して改善してほしい点 ・担当者の対応品質 |
調査期間 | 2023年8月9日~2023年8月22日 |
回答数 | 15 |
東宝ハウスのよい口コミ・評判
- 契約、売却までの対応がはやい
- 保険や住宅ローンのサポートが充実している
- 親身になって考えてくれ、地域の特性も教えてくれる



東宝ハウスのイマイチな口コミ・評判
- 電話対応が少し堅苦しく感じた
- もっとゆっくり検討したかったが急かされた
- 関東以外の地方に対応していない



東宝ハウスの口コミ・評判のまとめ
東宝ハウスの評判を確認すると、「契約、売却までの対応がはやい」「保険や住宅ローンのサポートが充実している」「親身になって考えてくれ、地域の特性も教えてくれる」といった、担当者の丁寧な対応やスピード感が評価されていました。
しかし、「電話対応が少し堅苦しく感じた」「もっとゆっくり検討したかったが急かされた」という声も見受けられます。東宝ハウスは、個人事業主のような完全歩合形態ということもあり、担当者によっては少し営業感が出てしまっていることが低評価につながっているといえます。
東宝ハウスの特徴
画像出典元:東宝ハウス公式HP
- お得なサービスを受けたい人
- 安心して売却したい人
- 住まいのサポートが欲しい人
他の大手不動産仲介業者に比べると店舗数は多くありませんが、東宝ハウスは不動産仲介の累計実績が90,000件と豊富です。店舗ごとに独自のサービスの提供をおこなっているというのが大きな特徴です。
仲介で利用した人に向けて、トラブル対応してくれるサービスや、ライフプランニングの相談に乗るといった、住まいに関するさまざまなうれしいサポートを提供しています。
2022年の取扱高 | 2,269億9,6百万円 |
2022年の仲介実績数 | 6,217件 |
対応エリア | 関東 |
対応種別 | マンション・一戸建て |
東宝ハウスの運営会社
会社名 | 株式会社東宝ハウスホールディングス |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル25F |
設立年月日 | 1976年2月4日 |
代表者 | 佐井川 稔 |
東宝ハウスは、不動産売買の仲介営業住宅流通業に特化した会社です。創業より一貫して無借金経営を続けているため、安定した運営をおこなっているといえるでしょう。
東宝ハウスのグループ企業である、東宝ハウスNEXTと東宝ハウスフィナンシャルで、住まいからライフプランニング・金融・保険まで連携したサポートを提供できるのが特徴です。首都圏エリアを中心に店舗を展開していて、それぞれの店舗1つずつを株式会社としています。
東宝ハウスの4つのメリット
東宝ハウスの特徴がわかったところで、自分に合ったサービスであるかを知るためにメリットを見ていきましょう。東宝ハウスのメリットは以下の4つです。
- 3つのサービスから好きなサービスが選べる
- 資金に関するサポートが受けられる
- 仲介実績が豊富
- 運営会社が安定している
メリット①3つのサービスからお得なサービスが選べる
東宝ハウスに仲介を依頼して不動産売却をする場合には、3つの無料サービスの中から好みのサービスを選べます。選べる3つの無料サービスは以下のとおりです。
- ハウスクリーニングサービス
- 家財道具の一時保管サービス
- 引越し時の不用品処分サービス
ハウスクリーニングサービスは、購入希望者の内覧前や引き渡し前に、部屋をきれいするためのサービスです。家財道具の一時保管サービスとは、不動産買い替えの場合など家財道具を住居内に残していると引き渡しができないため、住居内を空にするため家財道具を一時保管してくれるサービスです。引越し時の不用品処分サービスは、引越しの際に出る不用品を処分してもらえるサービスです。
どれも無料で利用できるサービスのため、自分に合ったサービスを選びましょう。
メリット②資金に関するサポートがある
東宝ハウスで不動産売買をする人に向けて、以下の3つの資金に関するサポートをおこなっています。
- 登記費用保証サービス
- 提携銀行による住宅ローン
- 引越し代保証サービス
不動産を売買する際には、所有権移転登記などの登記手続きをしなければなりません。東宝ハウスで代行で手続きをおこなうほか費用を負担してくれます。引越し代は10万円前後かかることが一般的ですが、東宝ハウスでは最大10万円まで負担をするサービスです。東宝ハウスを利用することで費用負担の軽減が可能です。
東宝ハウスと提携をしている金融機関で住宅ローンの借り入れをする場合、売却先行をしなくても新規で借り入れが可能なサービスもあります。
関連記事:住宅ローンはどこに相談すべき?相談窓口の種類と相談する際の注意点
関連記事:家の売却はローン中でも可能?5つの売却方法とオーバーローン時の注意点
メリット③仲介実績が豊富
公益財団法人不動産流通推進センター調べによると、2022年度の仲介実績は全国で10位です。三井不動産リアルティグループ ・東急リバブル・住友不動産販売の上位3社の店舗数はすべて190店舗以上あります。上位3社と比べると東宝ハウスの店舗数は1/10です。
1/10の店舗数しかないなか全国10位の実績数を誇っているということは、1店舗ごとの実績数が多く、それぞれの店舗の営業担当者の力量があるといえるでしょう。
関連記事:東急リバブルの評判を徹底調査!実際の口コミやメリット・デメリットを紹介
“参考:公益財団法人不動産流通推進センター「2023不動産業統計集」”
メリット④運営会社が安定している
東宝ハウスの運営会社は1976年に創業しました。創業より40数年間ずっと金融機関等に借金することなく、安定した経営を続けています。
徐々に店舗を増やしてはいますが、仲介業に特化し健全な経営を続けています。利用者から見ると安心して利用できる不動産会社といえるでしょう。
東宝ハウスの2つのデメリット
東宝ハウスに仲介を依頼するうえで知っておきたいデメリットを紹介します。
- 対応エリアが少ない
- 店舗ごとにサービスが違う
それぞれ詳しくみていきましょう。
デメリット①対応エリアが少ない
東宝ハウスの店舗があるのは以下のエリアです。(2023年8月現在)
- 東京都
- 神奈川県
- 千葉県
- 埼玉県
店舗エリアをみると、関東エリアに特化した仲介業務をおこなっていることがわかります。特化しているため関東エリアの不動産売買には強いものの、関東エリア以外の不動産売買は難しいといえるでしょう。関東圏以外の人は、他の不動産会社を検討することをおすすめします。
デメリット②店舗ごとにサービスが違う
東宝ハウスでは、店舗ごとに株式会社を設立しています。それぞれ独自のサービスを提供しているため、受けたいサービスが必ず受けられるとは限りません。同じ東宝ハウスであっても、店舗それぞれに得意とすることや保証内容なども変わります。
依頼する店舗を自分で選んでもよいのですが、売却をする不動産の近くにある店舗が仲介業務を担当することが多いです。店舗ごとのサービスや得意分野を各店舗のホームページで確認してみてください。
関連記事:不動産売却するならどこがいい?大手と中小の違いや不動産会社のおすすめの選び方を解説
関連記事:不動産会社の上手な断り方を紹介!例文やNGな断り方を解説
不動産会社選びで迷ったら不動産一括査定サイトを利用!
不動産会社選びで迷っている場合は、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。簡単に複数の不動産会社の査定結果を比べることができます。
本サイトでは、顧客満足度の高いおすすめの不動産一括査定サイトを知るために、利用者へのアンケートを実施しました。「おすすめの不動産一括査定サイト」ランキングTOP3は以下のとおりです。
調査概要 | 不動産一括査定サイトの満足度に関するアンケート |
調査方法 | web調査 |
調査項目 | 利用経験のある不動産一括査定サイトの以下項目を調査 ・サイトの使いやすさについての満足度 ・対応可能な不動産会社がスムーズに見つかったかについての満足度 ・査定結果の納得度についての満足度 ・不動産会社の対応・担当者の質についての満足度 ・親族や友人にも勧めたいかどうかについての満足度 |
調査期間 | 2022年7月~2022年8月 |
回答数 | 308 |
また、利用した不動産一括査定サイトを尋ねたところ以下のような結果となりました。SUUMO売却査定が最も多い39回答となっています。
各不動産一括査定サイトの満足度と回答数を集計して、ランキングTOP3を選定しています。
上記以外の不動産一括査定サイトを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:不動産一括査定サイトのおすすめランキング!不動産売却におすすめの人気16選を比較し選び方を紹介【2024年最新】
東宝ハウスと他サービスの違いを比較
ここでは、東宝ハウスと他のサービスを比較した場合どのような違いがあるか見ていきましょう。
サービス名 | 東宝ハウス | 三井のリハウス | 住友不動産販売 |
2022年度取扱高 | 2,269億9,600万円 | 18,926億6,500万円 | 13,961億円 |
店舗数 | 22店舗 | 291店舗 | 200店舗以上 |
対応エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉 | 全国 | 全国 |
公式サイト |
業界大手の2社と比べると店舗数は1/10以下です。取扱高も1/10程度のため1店舗あたりの実績は業界大手の2社と遜色ありません。
他の2社は全国で対応していますが、東宝ハウスは関東4県のみが対応エリアです。関東以外の方は利用することができません。
関連記事:三井のリハウスの不動産売却の口コミ・評判は?特徴やメリット・デメリットを紹介
関連記事:住友不動産販売の口コミ・評判は?特徴やメリット・デメリットを解説!
東宝ハウスで不動産を売却する流れ
東宝ハウスで不動産を売却する手順は以下の流れで進めましょう。
- 東宝ハウスに不動産の相談をする
- 東宝ハウスと媒介契約を結ぶ
- 購入希望者を募集する
- 決済と引き渡し
関連記事:不動産売却の流れとは?必要書類や契約方法など7つのステップで解説
①東宝ハウスに不動産の相談をする
まずは東宝ハウスに、不動産の売却相談をしましょう。不動産売却の事情や目的は人それぞれ違いますが、ご自身の事情や希望条件・引き渡しの希望時期などがあれば伝えておきましょう。
そのあと査定依頼をして、東宝ハウスが不動産を調査し査定をおこないます。東宝ハウスではどちらも無料でおこなてくれます。あらかじめ一括査定サイトや不動産ポータルサイトで相場価格を調べておくのもよいでしょう。出された査定価格との比較をして、相場と大幅なズレがないか確認してください。
関連記事:戸建てを売却する相場はいくら?調べ方や築年数による違いも解説
関連記事:不動産一括査定サイトのおすすめランキング!不動産売却におすすめの人気16選を比較し選び方を紹介【2023年最新】
関連記事:不動産見積もりとは?無料と有料の違いや依頼する方法を解説
②東宝ハウスと媒介契約を結ぶ
販売価格が決まったら、正式に東宝ハウスと媒介契約を結びます。媒介契約とは不動産仲介会社が不動産を売買しようとする依頼者と結ぶ契約のことです。媒介契約には種類があるため以下の表にまとめてみました。
媒介契約の種類 | 専属専任媒介契約 | 専任媒介契約 | 一般媒介契約 |
締結できる不動産会社の数 | 1社のみ | 1社のみ | 複数社 |
買い手を見つけて契約できるか | 見つけることはできるが不動産会社に仲介してもらう必要がある | できる | できる |
レインズへの登録義務 | あり・契約の翌日から5日以内に登録 | あり・契約の翌日から7日以内に登録 | なしだが登録は可能 |
販売状況の報告頻度 | 7日に1回以上 | 14日に1回以上 | 規定なし |
契約期間 | 3ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 3ヵ月以内 |
媒介契約の種類についてあらかじめ知っておくことで、自分に不利な契約を結ばないよう注意することができます。自分に合う契約はどの契約なのか考えておきましょう。
関連記事:レインズは個人で閲覧はできる?利用できるケースとレインズの概要
③購入希望者を募集する
東宝ハウスの店舗で物件の紹介をおこない、ホームページへの掲載・チラシの配布など、広く購入者を募る販売活動を始めます。
購入希望者が現れたら、不動産の見学をしてもらう内覧をおこないましょう。希望者が購入の意志を示せば売買契約の準備に入ります。条件が折り合えば、宅地建物取引士の資格を有するものが重要事項説明書をおこない、手付金の受領をして売買契約の成立です。
④決済と引き渡し
引き渡しの前には、登記申請や諸費用の支払いも済ませます。必要な書類なども合わせて、東宝ハウスの担当者から説明があるので、不明な点は確認しておきましょう。
売買契約締結の際に定めた引き渡し日に、残代金の受領を済ませ物件の引き渡しをおこなうことで、売却は完了です。
関連記事:不動産売却の必要書類は?タイミングごとに揃えるべき書類や取得方法を解説
東宝ハウスに関するよくある質問
最後に東宝ハウスによくある質問3つに回答します。
- 東宝ハウスがおすすめの人は?
- 家に住みながら売却はできる?
- 相談だけでも大丈夫?
東宝ハウスがおすすめできる人は
東宝ハウスは関東エリアに特化して店舗を展開しています。関東エリア以外の地域には店舗を出していないため利用ができません。関東エリアの不動産売買を検討している人におすすめです。
東宝ハウスは、各店舗ごとにホームページがあり詳しい実績や営業担当者が記載されています。提供しているサービスも知ることが可能です。店舗ごとの詳しい情報を知ってから利用したい、と考えている人にもおすすめできます。
住みながら家は売却できる?
家に住みながらでも売却活動をおこなうことは可能です。住みながら売却活動をおこなう場合は、新たな住居の購入費用は売却で得たお金で賄うことができるでしょう。住んでいることで家が傷みにくいというメリットもあります。
しかし、内覧希望者がいた場合は内覧の予定を優先しなければなりません。生活感が内覧者にいい印象を与えない可能性もあります。
このようにメリット・デメリットどちらもあるため、十分検討してからどちらがよいのか決めるとよいでしょう。
関連記事:【2024年版|宅建士監修】大手リースバック業者15社のおすすめ比較ランキング!デメリットや選び方も解説
東宝ハウスは相談だけでも大丈夫?
東宝ハウスは相談だけでも問題ありません。資金面や保険の相談だけでも歓迎しています。不動産を売却するかしないかは、相談したあとにじっくりと検討して決めましょう。
東宝ハウスに限らず相談だけでも歓迎している不動産会社が多いです。不動産の売買を検討している人はまずは相談だけでもしてみましょう。
まとめ
東宝ハウスに仲介を依頼すると、不動産を売却する際に利用できる無料のサービスが使えます。自分でおこなうと手間や費用がかかる登記費用代行サービスや、引越し代を10万円までは保証するといったうれしいサービスがあるのがメリットです。
2022年の仲介実績は全国上位10社に入るほど実績は豊富です。しかし店舗数や対応エリアが少なく関東エリアの方しか利用できないためあらかじめ対応エリア内であるかを確認しなければなりません。
不動産仲介会社選びで迷っているなら、不動産一括査定サイトを利用するのをおすすめします。不動産一括査定サイトは、手間も費用もかからず複数社へ査定を依頼することができます。
関連記事:不動産一括査定サイトおすすめランキング16選を比較【2024年】売却の体験談を掲載!人気サイトの評判や選び方も